アシカに恋をした瞬間・ラパス

ズーム

カリフォルニアアシカが主役の海である。私は、まだビギナーダイバーだった頃に、水族館で見たアシカに憧れて、ラパスにやって来た。水族館のステージで、おどけた仕草で、観客を笑わせていたアシカが、プールに飛び込んだ。まるで変身したのか?別の生き物なのか?と思うくらいにプールの中のアシカはスピーディーで、美しかった。
その瞬間に、私はアシカに惚れてしまった。
それからフリーランスのフォトグラファーになってから、毎年ラパスの海に通った。もう10年以上にもなる。今では、アシカの顔の特徴もわかるようになり、この子がべっぴんさんとか、かわいいとかも見分けるようになった。一度、私にまとわりついてくる若いメスアシカがいた。私が、こっちで撮影しようよと誘うと、どこでも後ろを付いて来てくれた。当時フィルムカメラで36枚のカット枚数という限られた時間だったが、私はそのメスアシカをモデルに撮影を楽しんだ。そして、36カットを撮影したのち、お別れしたのだけれど、今でもその時の写真を見ると、心が少し切なくなる。
初めて野生動物に恋をした良い思い出だ。

国情報

ラパスはメキシコの街の名前です。正確にはメキシコ合衆国南バハカリフォルニア州・州都ラパス市、となります。バハカリフォルニアというのは、地図で見るとアメリカ・ロサンゼルスの下(南)に伸びる細長い半島のこと。ラパスはこの半島の先端部にあり、半島で太平洋と 隔てられたコルテス海に面した街です。地図を見てもわかるように、緯度が低いため年間を通して暑く、メキシコらしく乾燥した陸地が広がっています。物価が 安く、気候は南国、治安もよく、自然を満喫できる場所として、アメリカをはじめ、各国から観光客が訪れます。なお、世界的に高級リゾート地として知られる カボ・サン・ルーカスは、ラパスのさらに南に位置しています。

カメラマン:鍵井靖章

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